刻字とは

刻字とは

刻字は書のアート
自分で書いた文字を自分で刻って自分で着色。刻字は「日本の書」であるとともに世界に誇るアートです。
現代の刻字は自分で書いた文字を自分で刻る「自書自刻」が基本です。
文字が立体的・独創的に表現される世界が刻字です。
現在、日本、中国、韓国はもちろんヨーロッパや中東でも刻字の展覧会が開かれ、その魅力が世界に広がっています。

近代刻字の歴史
1960年 第15回毎日書道展刻字部新設
1970年 日本刻字協会設立
1982年 第1回日本刻字展開催
1993年 国際刻字聯盟設立

刻字の制作工程例

(陽刻)


1.書稿を書く
2.かご字をとる
3.かご字を板に貼る
4.捨てのみを入れる
5.本のみを入れる
6.板をはつる
7.板の着色
8.文字の箔押し
9.箔をはらう
10.完成

(陰刻)


1.書稿を書く
2.かご字をとる
3.かご字を板に貼る
4.捨てのみを入れる
5.本のみを入れる
6.文字をはつる
7.かご字の紙をはがす
8.板に着色
9.文字に着色
10.完成

*ここに示している工程は一例です。この他にも色々なやり方があります。
*陽刻・陰刻ともに素材によってどこで着色するのが効果的か考え、順番が変わるときがあります。
素材は桂板を使用する場合が多いですが、セラミックボードを使った作品も増えています。

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