展覧会報告
薄田東仙刻字展 ーPeople 人間賛歌・陽はまた昇るー
日 付
2020/07/15 ~ 2020/07/22
開 催 場 所
銀座和光ホール(現セイコーハウス銀座)6階
住 所
〒104-0061 東京都中央区銀座4-5-11
銀座の和光ホール(現セイコーハウス銀座)6階 にて千歳会会長 薄田東仙の個展が、コロナ禍の中無事に開催されました。
薄田会長は、刻字の魅力を日本国内のみならず、10年以上にわたりヨーロッパの大学でのワークショップなどを通して発信されており、漢字圏ではない方でも感動が伝わるうような造形的な作品にも取り組んでいらっしゃいます。
今回は”人間賛歌・陽はまた昇る”と銘うって色々な”People”の作品が並んだほか
書と刻字を組み合わせた作品高さ3.3mにも及ぶ欅の一枚板に、凹刻で中に金箔をいれた見事な聯
会長が若いころに作られたという、とても細かい多字数の作品
ステンレスで切り出しモビールのように吊るしてライティング、その陰も含めての新しい試みのオブジェ作品
などが展示され、見どころ満載でした。
また、会場内では、ポーランドでおこなわれた”日本・ポーランド国交樹立100周年記念フェスティバル” のために、ポーランド人の記者が薄田会長のご自宅や新潟での制作活動を取材して撮影したドキュメント映像が放映されていました。
ご住職としての姿も見られる、希少な映像でした。
通常であれば展覧会場で行われるギャラリートークが、今回は7階の特設会場で、定員30名の予約制で時間も短縮して行われました。その模様が、展覧会場にリモートで放映され、こちらでも多くのご来場の方々が会長の軽妙なお話に聞き入っていました。
コロナ禍中にもかかわらず多くの方が足を運んで下さり、刻字の造形美、色彩、彫りの技術のすばらしさを実感していただける個展となりました。